イメコンについて:PC診断後
前回↓
https://mznmku.hatenablog.com/entry/2022/09/22/130134
夏冬と診断されてから、ブルベに関する情報を漁りまくった。
当時、まともな情報は2ちゃんねるくらいにしかなかった。あそこはプロ診断済みのみが書き込めるという厳格なルールがあり殺伐としていて、その代わり書いてあることは正確で役に立った。
冬夏と診断されてからブルベwikiを読み漁り、最初にセザンヌのモーブピンクを買った。
就活の面接につけていったが、濃く塗りすぎておかしなことになっていた。
大学のメイク講座で教わった通りに使ったのに、変だなと思った。
ブルベスレやブルベwikiを見ると、夏と診断された人で、同じようにメイクがすぐ濃くなってしまい困っているという人が散見された。
どうも、夏の人のメイクは極薄くしないとダメらしい。透け感も非常に求められるとのこと。
最終的に、CHICCAに辿り着いた。
夏向けにとてもいいらしいと聞いていたのだが、ブランドが無くなってしまうとのことだったので、慌てて店舗に向かった。
そうでもなければ、デパコスなんて一生買わなかったかもしれない。
結果、BAさんに見立ててもらった以下に落ち着いた。
ファンデ:フローレスグロウ ソリッドファンデーション イエローベージュ01
https://s.cosme.net/product/product_id/10116373/sku/926573#image-415419
チーク:フローレスグロウ フラッシュブラッシュ 06ポニーテール
https://s.cosme.net/product/product_id/10121229/sku/996440
リップ:メスメリック リップスティック 06ルーセントレッド
https://s.cosme.net/product/product_id/10073435/top
公式サイトが無くなってしまったので@cosmeからの引用になってしまうのが悲しい。
ファンデは他に無い質感で、パウダーでもリキッドでもなく、オイルで練り固めたような形態をしており、何と分類していいのか分からない。
とにかく、パウダーですら厚塗り感が出てしまう私にはこれがピッタリで、公式が謳う通りに素肌が整ったような極薄づきの仕上がりと、自然なハリに見せてくれるツヤ感が最高だった。
まだ手持ちが残っているけど、これが無くなったら路頭に迷うことが確定している。
チークについても、私はかなり迷走しており、クリームチークに上からパウダーファンデをすることで何とかしていたが、元からある頬の赤みが強調されてしまうのは防げなかった。
CHICCAのチークは、目頭を頂点に頬全体に三角形に広げてつけることで、BAさんの表現を借りれば"風呂上がりのような自然な赤み"を加えることができる。その上なんと、目の下のクマまで気にならなくしてくれる。BAさんにクマが気になることを伝えたら、この塗り方を教えてくれた。
クマはかなり濃く本当に気になっていて、しかしコンシーラーなどを塗るとすぐにヨレてシワが入り、老けて見えてしまうので困っていたのだった。
このやり方はクマを塗って隠すのではなく、全体に赤みを均すことで目立たなくしているので、ヨレのおそれもない。非常にありがたかった。
尚これも、ファンデと似たような質感をしており、何と表現したらいいのか難しい。
リップに関しては、今までどんなリップを使っても浮いてしまい、そうでなければ塗ってる意味が無いくらい消えてしまうので、ポイントメイクの中で一番難儀したパーツだった。
CHICCAのリップは、これまた公式が謳っている通り、素の唇の色に足す形で色づけてくれる。自分の唇の色をベースに色味を変えてくれるような感覚で、ラメも主張しすぎず非常に上品。
特にこのルーセントレッドは、元気な印象のニュートラルな赤色が私の顔にぴったりで、どんなメイクにも合う。
このリップならどんな色調でも私の唇に上手く調和してくれるので、オレンジ系、バーガンディ系、ベージュ系と今まで合うものが見つからなかった各色調を買い揃えたのだが、やはりルーセントレッドが一番出番が多い。
総じて質感が独特なので、代替品を探すのが難しい。改めて無くなってしまったのが惜しまれるブランドだと思う。
吉川さんが新たなブランドを立ち上げたようなので、今後に期待したい。
イメコンについて:パーソナルカラー診断
元々お洒落には全く興味がなかった。
あるにはあったが、自分が好きになれるタイプのファッションが中々見つからず、どうしたら自分もお洒落というものができるのか分からないまま大学を卒業していた。
メイクについても服以上に関心が無く、就活で突然人生にメイクが必要になり、困った。
大学の就活メイク講座を受ければいいかと思っていたら、普段使っているコスメを持ってくるように書かれていた。そんなもの一つも持っていない。
検索して最低限必要なものは分かったが、無数にある色の中からどれを選べばいいのか分からない。
調べてみても「自分の肌に合う色を」とか書かれているばかりで、テスターを塗り比べてみてもこの色が合っているのかどうかすら自分では分からない。
かくしてパーソナルカラーのプロ診断を受けることにしたのである。
パーソナルカラーという言葉をどこで知ったのかは忘れてしまったが、多分四苦八苦しながら検索していた中のどこかに書かれていたのだろう。
当時はまだ今ほどイメコンが普及しておらず、イメコンという単語も聞かなかった。
そのためか、東京大丸で3000円台でパーソナルカラー診断を受けることが出来た。予約もあっさりとれたと記憶している。多分2015年頃のことだったと思う。
後から友人に教えたら、その頃には予約競争がめちゃくちゃシビアになっていたらしく、またのちに価格も5倍くらいになったようなので、あの時受けておいて本当によかった。そうでなければ私程度の熱量だとそこまでして受けることはしないと思うので。
以下は当時のメモ。
・診断は1st夏、2nd冬
・パステル色はNGではないが、少しボヤける
・夏の中でも濃い色の方が良い
・冬色はビビッドは顔が負ける、黒に近い色は影ができる
・柄は大きめ、小花NG。合わせ方にも多少メリハリがあっていい
・金属はシルバー系、ツヤありOK。
・ベースメイクはピンク味必要。アイメイクのブラウンもなるべく黄みの少ないものを。
・グリットよりはパール系
・チーク、リップも青み
3000円台でここまで詳細にやってもらえて破格だと思う。
しかも当時はパートナーと一緒に受けさせてもらえて、色々比較も出来たのもよかった。
ちなみにパートナーは夏夏。
私は上記の通りだけど、パートナーはむしろパステルが得意で、シルバーはマットの方が良く、柄など含め総合的に主張が穏やかなものでないと負けるとのことだった。
個人的に興味深かったのは、肌の厚みによって違いが生じるということ。
私は肌が厚めでツヤがあるので、メイクも金属光沢もツヤ系が良いとのこと。赤みにもまだ耐性がある。パートナーは肌が薄いので赤みを反映しやすく、肌自体がマットなので光沢も無い方が良いとのことだった。
瞳の色を見て「金茶ですね」と言われたのを覚えている。金茶という表現が気に入って、嬉しかったので、今でも「自分の瞳は金茶」って思っている。
確か髪の色も黄色系と言われていたと思う。パートナーはココアブラウン。髪や瞳の色から自己診断するのはあてにならない。
終わりにデパートの中を一緒に回って、実際のファンデなどを見てどれが使える色なのかを教えてもらったのもありがたかった。当時はそれすらも自力で判断できないくらいの初心者だった。
イメコン診断はいい。何が似合って何が似合わないのか、理屈で教えてくれる。
中学生くらいの時に、普通にお洒落に興味のある友達に「ファッションとかってどうやって勉強するの?」と聞いたら「雑誌とか読んで真似するんだよ」と言われ、なんじゃそりゃとなった。何をお洒落とするのかの基準すら持たない知らない私にはあまりにハードルが高かった。
そもそも雑誌は読まないから好きなファッション雑誌なんてないし、試しに読んでも私が好きになれるファッションは出てこない。その時点で詰んでいた。
メイクなんてもっととっかかりが分からず、情報を得るための最低限の情報すら無い状態だった。
そういうわけで、元々就活のために致し方なく受けた診断ではあったが、イメコンには現在も大いに助けられているし、人生の楽しみが一つ二つ増えた。
あの時診断してくれた大丸のお姉さん、ありがとうございました。
次は診断後のことやPC以外のイメコンにも興味が波及していったことについても書きたい。