鉄フライパンは最高

半年ほど鉄フライパンを使っている。

かなり気に入ったので、よかったところを伝えたい。

※この製品特有の特徴と、鉄フライパン一般にいえることと、サイズによる内容が混在している。

 

使っているのはこれ。

フライパンジュウ&ハンドルセット 
Mサイズ / ビーチ(ブナ材)

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https://jiu10.com/introduction.html

 

1.取っ手が取れる

数ある鉄フライパンの中からこの製品を選んだ理由がこれ。取っ手が取れる鉄フライパンって他に無いんじゃないか。使わない時に場所を取らないし、焼き上がったら皿としてそのまま食卓に出すことができる。一人暮らしの時は本当にこれをそのまま皿として直に食べていたし、二人暮らしの今は大皿としてテーブルの真ん中に起き、取り皿によそって食べるスタイルになっている。洗い物が減るし、料理を熱いまま食べられる。ステーキなんかに使うナイフも、皿を傷付ける心配をせずに使うことができる。本当によく考えられた製品だと思う。

 

2.焼き料理が美味しくできる

鉄フライパンに切り替えた大きな理由はこれ。大体何でも美味しく仕上がる。特にステーキを美味しく焼けるのが嬉しい。家でステーキを美味しく焼けたら誰でも嬉しかろう。実際、鶏も豚も牛も、下手な外食より美味しく焼ける。目玉焼きも美味しい。Mサイズでは鶏肉なら2枚一気に焼ける。

 

3.半永久的に使える

2に続いてこれも鉄フライパンに切り替えた大きな理由のうちの一つ。テフロンは便利なのだが、寿命を見計らって買い替えなければならないという手間がある。月に2回くらいしかない不燃ゴミの日に出すのも面倒だし、そろそろかな?と考えるのも判断がつきづらくて嫌だし、気に入って使っていたものが再入手出来ないなんてことになったら探し直しである。これが私は苦手で、気に入ったものは何年も使い続けたい人間なので、寿命が実質無いというのは大変ありがたい特徴である。しかも使い続けると育っていく。このタイプの道具が私は大好きである。だから同じような特徴を持つ革製品も好きだったりする。ちなみに取っ手も同じく油を塗って育てていくタイプの無垢材なのも地味に嬉しい。

 

4.油切れが気にならない

鉄フライパンは油を毎回落とす必要がなく、熱いうちにお湯で流しながら束子をかければ済むので、手入れがとても楽である。熱いうちにとは書いたが、正直に言うと普通に翌日とかに水を入れて火にかけてから洗ったりしている。それでも特に傷む様子はない。テフロンは油切れが悪く、洗うのが面倒だった。ちなみに束子は亀の子束子製のカルカヤ束子を使っている。

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https://www.kamenoko-tawashi.co.jp/howto/5375

 

5.揚げ物にも使える

テフロンで揚げ物をすると傷む。それに、4で書いた通り、洗うのも大変になる。鉄フライパンならそのどちらも解消できる。

 

6.鳥にも安全

今は我が家に鳥はいないのだが、いつかまた迎えられたらいいなと思っていたので、加熱時に有害なガスが発生しない鉄フライパンに変えようと思ったというところもあった。後述するが結局テフロンフライパンも買って使っているので、実際に鳥を迎えることになったら改めて考えたいと思う。少なくとも鉄フライパンに慣れることはできたのでよかった。

 

デメリットも書いておく。

1.振れない

取っ手が取れるようになっているため、フライパンを振るって調理することが出来ない。私は無理矢理やっているけど、危ないので非推奨。炒飯とかは鉄で作ると美味しいはずなんだけど、この製品よりは中華鍋とかの方がいいかもしれない。

 

2.火加減が難しい

レシピ通りの火加減にして焦がしたことが何度かあった。テフロンより弱い火で短い調理時間でいいっぽい。同じ料理を何度か作ってようやく感覚を掴めるなんてこともあった。

 

3.一度に大量に焼けない

Mサイズは内径20cmで、フライパンとしては小さい方になると思う。大量の作り置きをしたい時なんかは、小分けにして何度も焼く羽目になり、かなり面倒な思いをした。これが一番の決め手となり、これとは別に大量に作る用・焦げやすいものを作る用に26cmのテフロンフライパンを買い足して使っている。

パール金属 フライパン ブラック 26cm ふっ素加工軽量 クッキングライト HB-4029 https://www.amazon.jp/dp/B07FZR2ZS1?ref=ppx_pop_mob_ap_share

これが安くて軽くてよかった。信頼のパール金属製。

 

4.油を多く使う

鉄フライパンは油を多めに引く必要があるので、脂質制限には向かない。なるべく少量にするようにして使ってはいるが、テフロンなら完全に油不使用でも焦げずに焼ける。

 

5.取っ手が焦げる

強火で取っ手を付けたまま使ってしまうと焦がしてしまう。本来は火にかける時は取っ手を外して使う製品だし、基本弱火で使うものなのだが、人に使わせる際に私が説明しなかったため焦げてしまった。でも万一取っ手が使えない状態になってしまっても取っ手だけで売っているので、少し高い(¥4000)が買い直せる。

 

 

結論としては、用途に合わせてテフロンと使い分けると何かと勝手が良いと思う。でも、一人暮らしでこのフライパン一つで(主に一度に焼ける量の面で)用が足りていた時は別に必要なかったので、本当は鉄フライパン一つだけでもやっていけそう。Lサイズを買えば一度に焼ける量が少ない点に関しては解消できたと思うが、Mサイズは一人用としても二人用としても使い勝手がいいので、最初に買うサイズはこれでよかったと思っている。追加購入したテフロンフライパンを大きいサイズにしたことで、サイズと材質の特徴それぞれで使い分けられるようになったので、無駄がない買い方ができたように感じている。